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ホワイトセージの香りにのせて☆☆浄化☆セージ☆波動☆☆スピリチュアルでアットホームなネットショップ、Mother's Free Spirit の店長MamaKumiのフローな日常雑記。


by MothersFreeSpirit

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アメリカはネバダ州カーソンシティから、北米を中心にFree Spiritな人々が手がけたSpiritualでHappyなアイテムをご紹介!
Mother's Free Spirit

kokoroathome.ocnk.net

【自己紹介】
こんにちは、MamaKumiです。
のんびり豊かなフローにのった自然体生活(スピリチュアルライフ)をする中、2008年2月、流れ流れてアメリカはネバダ州カーソンシティという町にたどり着き、大自然に囲まれた暮らしを楽しんでいます。

Mother's Free Spirit店主
コーアクティブ・コーチ
カリフォルニア州認定エサレン(R)マッサージプラクティショナー
タイマッサージ・プラクティショナー
現代レイキマスター

サンフランシスコ
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夫スティーブと過ごした一週間

先週は相方がこちらに来ておりました。17日から24日という短い滞在です。20日にアメリカ大使館に私の移民ビザの申請をするための予約を取っていて、本来はそのための滞在だったのですが、アメリカは1月23日に突然法律を改正し、国外での婚姻による移民の手続き全般を廃止してしまったため、私たちの面接もキャンセルされてしまいました。払戻し不可のディスカウントエアチケットを購入していた新夫である相方は予定通りこちらに来て、一週間、私の家族も交えてあちこち出歩く日々を過ごしました。

夫スティーブと過ごした一週間_d0080282_17412697.jpgこの一週間のうちのメインイベントは、本当なら移民ビザのやっかいな手続きのひと山越えてご苦労様、ということで骨休めのつもりで予約を取っていた三浦半島は城ヶ島への旅でした。彼はネバダ州カーソンシティというところに住んでいるのですが、そこは海辺の町カリフォルニア州サンフランシスコから車で5時間の内陸で、日本と環境も違い、おいしいお刺身を食べるなどは至難の業の場所です。アメリカ人のくせにビーフが嫌いで魚好きのスティーブにおいしくて新鮮なマグロを堪能してもらいたいなぁという気持ちから、三浦半島に出かけることを思い立ちました。突端の町、三崎はマグロを取り扱う市場で有名な漁港です。マグロ専門の漁港としては日本で3本の指に入る、とは10年以上前にライターとして取材でその辺一帯を歩いた頃の知識です。

せっかく2日かけて歩くのだし、電車でストレートに行って帰ってではもったいないと思い、京急の三浦半島2Dayきっぷを買い、そのチケットでフリー区間として電車と共に乗り降り自由の路線バスを利用して海沿いを回って南下しようということになりました。

家を出たのが朝の7時少し前。ラッシュアワー体験には少し時間が早いものの、JRを利用して品川まで行く間の半分近い区間を立って行き、東京の朝気分を満喫です。品川から新逗子まで京急の電車で行き、そこからバスで葉山経由で三崎に行くルートを取りました。一応バス路線図は手持ちしていたのですが、来たバスに乗る、行けるとこまで行く、という行き当たりばったりののんきな旅程を取ります。まるですごろくです。
夫スティーブと過ごした一週間_d0080282_1742239.jpg

最初のバスの終点は葉山の御用邸の前。そこから海岸に出てしばし砂浜を散歩します。海辺の朝の空気、犬の散歩をする人たち、遊びに来ている保育園の園児たち、とても愛想の良いおまわりさん。すべてがゆったりと波打つ海岸の風景に溶け込み、しばし幸福な散歩を楽しみました。地元の人にてとってはどうということもない風景なのでしょうが、遠方からの私たちにとってはとても新鮮で乗り継ぎ乗り継ぎの路線バスの旅を選択してよかったとふたりで感動しました。

葉山から先へ、最初に来たバスは佐島マリーナ行きでした。そこがどんなところかよくわからず、ともかく終点まで行ってみようということになりました。マリーナに入り込むとバスの本数は一時間に一本あるかないかです。とりあえず、なんだかおなかの調子が芳しくなかったので、マリーナでトイレを借りて、バスのたくさん走る本道まで歩いて戻りました。葉山マリーナと違い、少しさびれた漁民の町の小さな建物、それが佐島マリーナでした。それでも行かなければどのようなところかわからないままなわけだし、私たちはとても満足な思いでその場を後にしました。次のバスでは横須賀に向け内陸に曲がる手前の「林」というところで途中下車し、三崎まで行くバスを待ちました。

それからです、私の悲劇が始まったのは。。。なんか葉山を出る頃から微妙におなかの調子がおかしかったのですが、三崎の駅で遂に大爆発。結局、楽しみにしていた三崎港近くの咲乃家での生ものの食事は断念し、お料理専門のお店でマグロのほほ肉のグリルをいただきました。もちろん、それも三崎ならではのお料理なのですが。

相方はとても感動しながら食べていたのですが、私はどうも食が進まず、体調は悪化の一途をたどっているのが自分でもよくわかりました。なんとか食事を済ませ、再び路線バスに乗り込み宿へ。宿ではもうすぐに横になりたいというくらい、自分でも青ざめているのがよくわかるほど辛い身体になっていました。時刻は3時半過ぎです。しばらく横になり、夕食が運ばれてくる前に温泉に入ろうと決意したものの、10分ほどでグロッキー。途中で購入した正露丸も効かず、スティーブが持参していたアメリカ製の止瀉薬を飲むことに。

結局は楽しみにしていた豪勢な夕飯は見てるだけでスティーブには本当に申し訳ないことをしてしまいました。もちろん、彼は喜んで全てに手をつけていましたが。

宿での私はひたすら眠る人でした。。。
夫スティーブと過ごした一週間_d0080282_1743579.jpg

翌日はおかゆを用意していただき、前日の昼以来の食事となりましたが、うめぼしを混ぜたおかゆをふたくち程度で済ませてしまいました。それでもアメリカの薬がどうやら私の症状に合っていたようで、宿を出る頃には随分よくなっていました。なんてことありません。一番楽しみにしていた宿で私は数年に一度あるかないかの寝込むような具合の悪さを経験してしまったのです。

それでも帰りは三崎から半島の東側の海沿いと畑の中を遠回りしながら走るバスにゆられて三浦海岸駅まで、思いの外広大な畑などの景色を楽しみ、横須賀にも立ち寄り家路へと着きました。具合が悪く、辛かったにもかかわらず、それはそれなりに笑えるいい思い出になりました。食べることがなにより好きな私が一番大切なところで食いっぱぐれた悲劇は喜劇に変わり、おみやげに持って帰ったかじきマグロの味噌漬けなどのマグロ料理を家で楽しみました。

スティーブはアメリカに持ち帰った私の分の書類を早速USCISという機関に送り、私の移民手続きに入ります。国内で出来ていた頃にはものの2か月程度で取れていたものが今では一年とも一年半とも言われています。その上、そのプロセスをしている最中、向こうが日本に来ることはできても、私の渡米はペナルティを食う可能性が大きいというから困ったものです。先の見えない立場になってしまいましたが、幸いウェブショップの仕事は楽しくさせていただけているし、エサレンマッサージの仕事もいつもと変わらず続いています。なんだかんだ言っても、本当にたくさんの方に支えられて生きているんだなぁと実感すると、こんな状態でも幸せな気分になれるから不思議です。

写真1:葉山の御用邸裏の砂浜にて
写真2:その砂浜から少し歩いた岩場のあたり
写真3:宿から撮ったサンセット
All photos by Steve
by MothersFreeSpirit | 2007-02-27 13:59 | 渡米前のブログ